【熱中症と紛らわしいケース】|練馬の鍼灸院「桜みなみ鍼灸院」 中村橋駅から徒歩4分

桜みなみ鍼灸院

お灸TALK

【熱中症と紛らわしいケース】

熱中症。今年はあぶないですね。

 

重篤な熱中症が多発すると予測されます。

2018年、夏。湿度が高く、気温が高く、しかも夜になっても気温が下がらない。

 

熱中症の症状をおさらいしてみましょう。

頭がぼーっとなり、めまい、吐き気がしてしかも頭痛もあり、大量に汗を掻いていたと思ったらぴたりと止まり、今度は皮膚が乾燥してどんどん熱くなってくる。筋肉があちこち攣る。

ひどくなると意識朦朧から混濁、救急搬送が必要な場合も。

軽症から重症までさまざまな症状がありますが、最終的に問題になるのは「体内の熱が上がり続ける」です。

体温を一定に保つという脳の機能が、うまくいかなくなってしまっているので、とにかく身体をひやして体温を下げる、というのが緊急ケアになります。

まずは、こまめな水分・塩分補給から一定時間でちゃんと休憩するなど、予防をこころがけましょう。

 

 

・・・・と言っているのに対して、こんなケースもあるので気をつけてください⤵

 

【ややこしいケース】 Facebookより転記

昨日、気配が「もうダメです、倒れるかも」て患者さんが来ました。

痩せて、確かに日頃から覇気のない方ではあるんですが、、、

顔真っ赤🤯
頭自体、いつもより熱くてデカイ
意識、なかば朦朧
足、攣りまくり
食不振
だるくて階段上るのも、ヨロヨロ。。。😵

あ、足もだるい👣

脈、浮 数(さく) 弦 緊
要するに、体に熱がこもっての実証の脈

全ての臓器の脈が実。

例えて言えば、インフルエンザの真っ盛りか「熱中症」

本人も、暑い暑い💦頭が暑い倒れそうだよ〜〜💦

。。。でも腰が寒い

 

 

ん? ということは?

 

改めて顔をよく見ると、真っ赤なのは鼻梁のラインから上。唇周りは蒼白です。

手は熱いが体幹部、肋骨から下、特に骨盤周辺は熱感なし。足先も熱いが、へんにむくみがあり、明らかに水の偏在があります。

 

経絡の反応は、「心」と「肝」が↑↑ 「腎」が↓ ついでに、「脾」も↓(脈診とちがう💦)

ひどい慢性的なストレスといらいら(仕事が、えらいこと大変だそう)が原因になって、身体のエネルギー特に水の気である腎気を枯渇させてしまった模様。しかも、仕事場がかなり寒い。冷房の冷えががっつり下半身に入り込んでます。

なので、これを熱中症として冷やしたら、取り返しがつかないことになる、と

頭に鍼打って溜まっている気を抜き、骨盤周りに温玉を配置して気を下げ、心の経絡を動かし、肝を抑え、胸(壇中)の淀んだ気を散じさせ、腎にちょっと熱をいれ。。。

 

小一時間で、ふつうの人に戻りました。

身体のどこも冷やすことなく、異様な熱感は跡形もなく消えてしまいました。

というか、正しいところに熱が回っただけなんだけどね。

頭が冷え、腰があたたまり、足のだるさが抜けて終了。

 

ということで・・・ 熱中症にそっくりだけど、こう言う方も多いと思われます。

ポイントは、腰に冷えがあるかどうか。日頃、冷房の環境がどうか、ということですね。

 

冷やしちゃダメな、「熱中症もどき」もある、ということを覚えておきましょう。

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