自宅でお灸

お灸は、自宅で行うこともできます。
ぜひチャレンジしてみてください!
お灸は、自宅で行うこともできます。
ぜひチャレンジしてみてください!
据える場所が決まったら、まず、温灸の筒をしっかり持ちます。
緑色の棒をきちんと根元まで差し込み、もぐさを押し出します。
押し出しが中途半端だと、お灸が最後まで燃えません。正しいお灸の効果が得られなくなります。
また、この頃はもぐさの詰めが弱い温灸もあるので、いったん指で筒にふたをし、棒で押して固めてから押し出すと、ぽろっと落ちたりする事故が防げます。
あとは、筒の裏側のふちにちょっとだけ水を付け、据えたい場所に置き、火をつけるだけです。
火をつけるときは、一カ所でも火が移ればちゃんと燃えるので、全体に火を回しつける必要はありません。
数分かかってだんだん温かくなり、チリチリし、痒くなり、最後に熱くなります。
熱くなったら筒の底を掬うようにして、灰皿に捨てますが、かなり紙の筒が熱くなることもあるので、注意して持ってください。熱いのが過ぎるまで我慢しても、ふつうは何の問題もありません。
あとは、乾いたティッシュでヤニの痕を拭き取るだけで終了。
お灸は、上から下、右から左、外から内へ行うと良いでしょう。
稀に「全く熱くない」場合があります。その場合は、熱くなるまで同じところに据える、と言うのがお灸の基本。そのツボに対して十分な効果が得られれば、ちゃんと熱くなるものです。
と言っても、10個も据えるようではさすがに低温火傷になってしまうので・・・
その時は、少し位置をずらして(500円大の円の中で)、さっきよりここが痛いって場所に据え直しても良いでしょう。
点火。隅に点けると簡単です
合谷の灸。歯の腫れや肩凝りに効きます
手三里の灸。肩凝り、風邪などに効きます