【お灸TALK】花冷えの季節
🌸 暖かくなってまいりました 🌸
町行く人々も薄着になって来て、日差しに暑さを感じることもありますね。汗ばむこともあるかもしれません。
そんな時、手を太腿に当ててみてください。手の温かさを感じるでしょう。
ということは、腿から下、いわゆる下肢は意外に冷えているということなんですね。暖かさを感じているのは上半身。下半身はまだまだ冷えている地面の影響で、実はあたたまっていません。
ちょっと極端な例をご紹介しましょう。
会社が暑くてしょうがない。でもみんな、寒い寒いって言うんですよ。どうかしてません? とぷんぷん怒って鍼灸院にこられた女性の患者さん。どちらかと言えばこれまで、冷えてあれこれとトラブルのあった方です。
でね、あんまり足が熱いから、アイスノン当てて冷やしてたんです。太腿の前と裏。それでも部屋が暑くって、仕方ないから冷房の効いたサーバールームに籠もって、ようやく「ああ涼しい」てホッとしました。もう散々なんですよ〜そのあと、足も攣るし〜。これまで攣ったことの無いところまで攣るんですよ。
そりゃ冷やしすぎたからですよ。
日頃あたためろと言っている鍼灸院としては、そう言わざるをえませんよね。
しかし、ここからが問題。温められないのです。もう体の芯の部分が冷えきって血流が大変悪くなっているだけでなく、きんきんに冷やして体感温度が狂ってしまっているので、ちょうど氷を触っていて冷えきった指先を水に浸けても湯に感じ、お湯に浸けたら熱くて耐えられないのと良く似た状態です。
温玉で体表を温めようとしても、熱い熱いでとても熱を入れられません。あげく、顔は逆上せて赤くなり、汗も出て来ます。
さぁ、これをどうするか・・・・
続きます ⤵️